第三話「セックスのフシギ」
〜決して主役にはなれなかった 君の作った新しい僕の世界〜

唯が哲也を家まで追い掛けるシーンは
『高校教師』を思い出させたね
まなとは複雑な立場に立たされて
これからどうなることやら‥
みんながみんなすごい悩んで苦しんでて言葉にならないや(泣)

モノローグ
僕はあの時からすでに
見えない嫉妬を感じていたのかも知れない
だから君を忘れないよ
その刹那の恋を僕には決してくれなかった
君のことを

シーン3? 屋台のラーメン
  唯「ママは、ホントはもうふじの病で助からない」
   「パパもそのことを知っている」
   「けど、二人ともあえて明るくしてる
    僅かな時間でも側にいたい、いて欲しいっていう
    パパの誠意あるプロポーズにママは心を動かされて」
 
シーン4? 橋の上
  唯「まさかさっきの話本気にした?」
まなと「えっ」
  唯「嘘、じょーだんに決まってんじゃない」
〜中略〜
  唯「期間限定の恋ってやつ」
まなと「まぁとにかく嘘でほっとしたよ」
  唯「毎日、毎日、一分一秒が泣きたくなるぐらい大切なんだよ」
   「苦しくて切なくて、でも愛してるんだよ」
まなと「極端だよ発想が」
  唯「そかなぁ、唯は誰かを好きになるといつもそう思っちゃうんだ」
まなと「相手が死ぬかもって?」
  唯「ううん、唯が死ぬかもって だから一分でも一秒でも一緒にいたいて思っちゃうんだ」
まなと「大袈裟だね」
  唯「大袈裟だよ、でも面白いんだ生きてるってすごい感じるもん」
まなと「今度は生きてる?なんか矛盾してるけど」
  唯「うん、いっぱい矛盾してる」
 
シーン6? バスの中
  遥「モチベーション上げて」
まなと「モチベーション?」
  遥「そう、一緒のとこ行くって」
バスが揺られて遥がまなとに寄り掛かる
  遥「ホント混んでるね」
まなと「だね」
遥はまなとの手を握っていた
 
シーン7? 下駄箱
  遥「あの日眠れなかったんだ」
まなと「あぁ」
  遥「入江くんは?」
まなと「えっ僕?うん、なんとなく」
 
シーン10? 音楽室
 哲也「初歩からやるよりかなんか引きたい曲とかあったらそれ練習した方がいいんじゃない」
唯が首を横に振る
 哲也「もしかして今からピアニスト目指してる?」
唯が首を横に振る
 哲也「じゃあ単純にピアノ引きたいだけ?」
唯が首を横に振る
 哲也「ひょっとして他の楽器でも構わない感じ?」
ここで初めて首を縦に振る
 哲也「それって要するに君ホントはピアノや音楽になんの興味がなーいってこと?」
縦に首を振る
 哲也「 uh - huh 」
   「もしかして僕のことが好き?」
唯が微笑んで頷く
 哲也「 uh - huh 」
 
シーン16?
  遥「それで嫌われないかなぁ」
  唯「嫌われたくないって気持ちよりも逢いたいって気持ちが唯は勝っちゃうんだ」
  遥「私はやっぱり我慢しちゃうな、嫌われたくないから」
  遥「それはそんなに好きじゃないんだよ」
  遥「えっ」
  唯「相手よりも自分の方が好きなんだよ」
 
シーン46? 公園
  遥「本気はイヤだけど、浮気なら‥」(言葉遊びね)
   「それ家のママの台詞なんだけど」(苦笑い?)

シーン47?
  唯「唯のこと嫌い?」
 哲也「嫌いでも好きでもない」
  唯「好きじゃなくてもいいから嫌いにならないで」
   「唯きっとどこかおバカさんなのかもしれない」
〜中略〜
 哲也「わかってくれた」
   「よーし じゃぁ」
  唯「頑張る、唯 頑張る」
   「だって唯は先輩のこと好きだから
    先輩が他の人好きでもその気持ちはなくならないもん」
 哲也「どうしたらなくなってくれる?」
  唯「わかんない」
   「先輩は?もしその人が他の人好きってわかったら
    自分の気持ちなくすことできる?」
 哲也「うーん、できる」
  唯「ホント?」
 哲也「ちょー嘘」
  唯「ほら急には無理だよ」
 哲也「まぁね」

シーン49? 洗面所
  唯「やっぱり悲しくても涙ってでる」
まなと「何かあったの?」
  唯「うん」
まなと「面白いこと?」
   「そうじゃなさそうだね」
  唯「面白くもあるけど悲しくもある」
まなと「すごい複雑なの?」
  唯「複雑だけど単純でもある」
まなと「なんだか禅問答みたいだね」
  唯「なに禅問答って」
まなと「いやいいよ続けて」
  唯「唯ね好きな人ができたの」
まなと「えっ」
   「そうなんだ」
  唯「うん」
まなと「で、どうしてそれが悲しいことなの?」
  唯「その人にはね、他に好きな人がいるんだって」
まなと「そうなんだ、残念だったね」
   「諦めた方がいいよもっといい人」
  唯「イヤ」
まなと「嫌っていっても」
  唯「まなとが同じ立場だったら諦める?」
まなと「僕ならきっとだって仕方ないもん傷付くのが恐いし」
  唯「唯はダメ、できない」
  唯「ありがとう」
   「だから応援して」
まなと「えっ」
  唯「励まして、頑張れって」
   「ねっ」
まなと「あぁ、わかったよ」
  唯「ホントに?」
まなと「応援する」   
  唯「ありがとうまなと」

モノローグ
あれから僕の世界が終わってしまったんだ
そして新しい世界が始まった
だから君のことを決して忘れないよ
どんなに抗っても
決して主役にはなれなかった
君の創った新しい僕の世界


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